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無効と阻害と展開と

遊戯中心の基本ブログ。他に出来るのはGW・クルセイド・WS・ヴァンガード・BS・Chaos

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【決闘小説】 序章 再戦 第二節 

遊戯 8000 手札5枚

場:伏せ2枚



アテム 8000 手札3枚

場:《ブラック・マジシャン》《ブラック・マジシャン・ガール》《永遠の魂》《黒の魔導陣》《守護神の宝札》 伏せ2枚



「僕のターン、ドロー。このスタンバイフェイズ、《封印の黄金櫃》の効果で除外していた《ソウル・チャージ》が僕の手札に加わる(お互いの様子見は終わりだ、ここからが本当の闘い!)。」


遊戯がアテムのフィールドと自分の手札を見直す。この状況を、最少札で突破することを考えていた。勿論、アテムは遊戯がこの布陣を突破する前提で次のターンの動きを思考していた。


『(相棒なら、この布陣をこのターンで突破してくるハズ・・・。次のターンにどこまで備えてくるのか、そこまでは考えておかなくてはならない。だが、このターンにこの布陣を突破させない様にするのも、忘れてはいけない・・・。先ばかり考えていたら、足元を掬われる。俺が相手しているのは、俺が勝てなかった最強の決闘者だ。さぁ、相棒の本気を見せてくれ!)』


「僕はリバースカード、オープン!罠カード《ギアギアギア》、このカードの効果で僕はデッキから《ギアギアーノ》と名の付いたモンスター2体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは1上がる。デッキから来い、《ギアギアーノ》2体!」


フィールドに出現した格納庫から、2体の歯車《ギア》ロボットが飛び出す。他の歯車モンスター達より小さく、その姿がどこか愛らしくもあった。


『・・・相棒、俺はここでリバースカードを発動するぜ!速攻魔法、《黒・爆・裂・破・魔・導》(ブラック・バーニング・マジック)!俺の場に《ブラック・マジシャン》《ブラック・マジシャン・ガール》が存在する時、相棒のフィールドのカードを全て破壊する!』


魔術師とその弟子が、お互いの杖を重ねる。そこに込められた魔力は、魔術師のみの魔法と弟子のみの魔法をはるかに大きく上回っていた。その込められた魔力が、遊戯の場に向かって放たれる。


「(ここで発動するという事は、もう一人のボクは僕の手札にあのカードがあると思っている・・・。)なら僕も、その発動にチェーンしてリバースカード、オープン。速攻魔法《サイクロン》!破壊するのは、もう一人のボクの伏せカードだ!」


放たれた魔力が遊戯の場に届く直前に、遊戯の場から発動した一つの竜巻がアテムの伏せカードを砕いた。


『(くっ、《黒魔族復活の棺》が・・・。だが相棒は何故、俺の《永遠の魂》を発動したタイミングで破壊しなかったんだ?アレを通さなければ、俺は《黒・爆・裂・破・魔・導》を発動できなかった。)相棒、《サイクロン》で破壊するカードを間違えたんじゃないのか?』


アテムが一つの挑発を入れる。だが、遊戯は間違えたわけではない。アテムを相手に、確実なプレイングを取っていたのだ。遊戯が一番危険視していたのは、見える障害より見えない襲撃だった。


「もう一人のボク、僕はキミに決して油断しない。そして、これがキミの布陣を突破するカードだ。魔法カード《ソウル・チャージ》を発動!甦れ、墓地のモンスター達!《グリーン・ガジェット》《レッド・ガジェット》《ゴールド・ガジェット》!そして、《ソウル・チャージ》の効果で僕は特殊召喚したモンスター1体につき、ライフを1000失う。さらに、僕はこのターンバトルフェイズを行えない。」


8000 → 5000


『(特殊召喚した3体のガジェットは・・・!すべて効果を発動できる、相棒はここまで見据えて黄金櫃のカードを選んでいたのか。流石だぜ。)だが、大量に特殊召喚してもこのターン攻撃は出来ないぜ。』


「まだだよ、もう一人のボク。僕は3体のガジェットの効果を発動。《ゴールド・ガジェット》にチェーンして《グリーン・ガジェット》、さらにそれにチェーンして《レッド・ガジェット》とチェーンを組む。逆順処理により、《レッド・ガジェット》で《イエロー・ガジェット》を手札に加え、《グリーン・ガジェット》で《レッド・ガジェット》を加える。そして、《ゴールド・ガジェット》の効果で手札から《イエロー・ガジェット》を特殊召喚する。ここで、《イエロー・ガジェット》の効果を発動!デッキから《グリーン・ガジェット》を手札に加える。」


(遊戯様の手札はこれで8枚・・・、加えてレベル4のモンスターが4体も存在している。今の遊戯様は召喚権を行使していないことから、アドバンス召喚・エクシーズ召喚の両方を簡単にこなす事ができる・・・。)


アイの観察通り、遊戯には未だに様々な選択肢が存在している。このターン、遊戯は見えているカードのみで、アテムが持っていたデュエルの流れを自分に引き寄せていた。


「僕は、ガジェット2体でエクシーズ召喚!来い、2体目の《ギアギガントX》。その効果で、デッキから《ゴールド・ガジェット》を手札に加える。・・・行くよ。僕は2体のガジェットをリリース、来い《破壊竜ガンドラ》!!!」


2体の歯車ロボットが霧散し、そこに現れたのは漆黒の体と赤い球体を体に埋め込んだ竜だった。その禍々しさが、フィールドを制していた魔術師のオーラを吹き飛ばす。


『やはり、ガンドラか!』


「破壊竜ガンドラは、僕のライフを半分にすることで、このカード以外のすべてのカードを破壊し除外する。全てを破壊しろ、ガンドラ!『デストロイ・ギガレイズ』!!!」


5000 → 2500


漆黒竜の赤い球体から放たれる閃光が、アテムのフィールドと遊戯のフィールドを破壊し尽す。だが、魔術師のみその閃光を受けていなかった。


『《永遠の魂》の効果で、俺の《ブラック・マジシャン》はガンドラの効果を受けないぜ。』


「だけど《永遠の魂》がフィールドを離れたことで、《ブラック・マジシャン》は破壊されるよ。」


石板の消滅で、アテムの最強のしもべが共に消え去る。アテムのフィールドは、完全に一掃された。


「ここで、フィールドを離れた《ギアギガントX》の効果。墓地のレベル3以下の《ギアギア》モンスター1体を特殊召喚する。墓地よりフィールドに戻れ、《ギアギアーノ》!僕はカードを4枚セット。このターンのエンドフェイズ、力を使い果たしたガンドラが墓地へ送られる。これで、ターン終了だ。」



遊戯 2500 手札4枚

場:《ギアギアーノ》 伏せ4枚



アテム 8000 手札3枚

場:無し



『俺のターン、ドロー!流石だな、相棒。ガンドラを使ったにも拘らず、場にモンスターを残し鉄壁の布陣を敷くとはな。加えて、次のターンの布石もすでに準備している。』


「今度は、キミが僕の布陣を突破する番だよ。来い、もう一人のボク!」


『行くぜ相棒!俺は手札から魔法カード《黒魔術のヴェール》を発動!ライフを1000払い、手札か墓地から、闇属性・魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する!』


8000 → 7000


「何度でも甦らせるんだね、《ブラック・マジシャン》を。でもそうはさせない。罠発動、《転生の予言》!お互いの墓地から2枚のカードをデッキに戻してシャッフルする。僕は、《ブラック・マジシャン》と《イエロー・ガジェット》をそれぞれのデッキに戻してシャッフルする。」


『・・・相棒、その戦術は痛恨とも言えるミスだぜ。』


「え?」


『《黒魔術のヴェール》は、発動の時点で対象を取らない!俺の墓地に眠りし魔術師よ。今ここに姿を現せ。来い、《混沌の黒魔術師》!!!』


アテムの宣言と共に、墓地より最上級魔術師が姿を現す。その姿は、《ブラック・マジシャン》よりも禍々しく、それでいて何処か光の印象を受けるものだった。名にある通り、『混沌』を纏っているのだろう。


「(ここで、《混沌の黒魔術師》!?でも、このカードはデュエル中、1度も姿を現していない。何故、墓地に・・・)!まさか《守護神の宝札》のコストの中に・・・!」


『その通りだぜ、相棒。俺はこのカードを《ブラック・マジシャン》と共に、既に墓地へ送っていたのさ。行くぜバトルフェイズ、《混沌の黒魔術師》で《ギアギアーノ》を攻撃!『デス・アルテマ』!!!』


黒魔術師の一撃が、ギアモンスターを打ち砕く。その身は墓地へ行かず、次元の彼方へ飛ばされる。


『《混沌の黒魔術師》が戦闘で破壊したモンスターは、墓地へ行かずゲームから除外してもらうぜ。俺はカードを2枚伏せる、このエンドフェイズに《混沌の黒魔術師》の効果発動。墓地の魔法カードを手札に加える。俺が選択するのは、《命削りの宝札》。これでターン終了だ。』



遊戯 2500 手札4枚

場:伏せ3枚



アテム 7000 手札2枚

場:《混沌の黒魔術師》 伏せ2枚



「僕のターン、ドロー!僕は《ゴールド・ガジェット》を召喚!その効果により、手札から《レッド・ガジェット》を特殊召喚。《レッド・ガジェット》の効果で、さっきデッキに戻した《イエロー・ガジェット》を手札に加える。僕はこれで、ターン終了だ。」


(エクシーズ召喚をしない・・・?遊戯様はいったい何をお考えなのでしょうか。それとも、これは何かの布石なのでしょうか・・・。)



遊戯 2500 手札4枚

場:《ゴールド・ガジェット》《レッド・ガジェット》 伏せ3枚



アテム 7000 手札2枚

場:《混沌の黒魔術師》 伏せ2枚



『俺のターン、ドロー!相棒、同じ戦術を繰り返すことは悪くはないが、その繰り返しだけじゃあデュエルは進展しないぜ。バトルフェイズ、《混沌の黒魔術師》で《ゴールド・ガジェット》を・・・』


「このスタートステップ、リバースカードオープン!永続罠《連撃の帝王》!このカードは、相手のメインフェイズもしくはバトルフェイズに僕はモンスターを1体アドバンス召喚できる。僕は、2体のガジェットをリリースする。」


『バトルフェイズにアドバンス召喚だと!?』


「僕はさっきまで手札に、それをできるモンスターを引けていなかった。だから、《混沌の黒魔術師》の召喚・攻撃を許してしまった。だけど、さっきのドローでそれは解消された。行くよ、『黒金の暴竜よ!現世の狭間を閉ざす鎖錠を破り、我が敵に滅びをもたらせ!現れろ!《破滅竜ガンドラX》!』」


遊戯が先程呼び出した、漆黒の竜ガンドラ。だがそのガンドラよりも、巨躯であり纏うオーラの禍々しさがより邪悪となった竜が遊戯の場に現れる。そして、アテムと魔術師にプレッシャーを与える。


「《破滅竜ガンドラX》のモンスター効果!このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時、このカード以外のモンスターをすべて破壊する!さらに破壊した攻撃力の一番高いモンスターの攻撃力分のダメージを与え、その数値と同じ攻撃力を得る!全てを滅せよ、『イレイザー・ギガレイズ』!!!」


ガンドラと同じく、赤い球体から閃光が放たれる。だが、ガンドラのそれよりも赤が色濃く、まるで血痕のようだった。その閃光を魔術師は防ぐ術はなかった。そして、魔術師を貫いた閃光がアテムに襲い掛かる。


『ぐぅああああああああああ!!!!』


7000 → 4200


破滅竜の一撃が、アテムにダメージを与える。ソリッドビジョンのため、本来ならそのダメージは無いに等しいのだが、遊戯の魂が籠っていたといっても過言でないガンドラXの一撃は、ダメージをも発生させた。


『・・・くっ、やるな相棒。俺の《混沌の黒魔術師》は墓地へは送られず、ゲームから除外される。だが、俺のターンはまだ終了してないぜ。俺はメインフェイズ2に入り、リバースカード・オープン!罠カード《リビングデッドの呼び声》!墓地から蘇らせるのは、《ラーの使徒》だ!』


「《ラーの使徒》だって!?そのカードは確か・・・!」


『あぁ。このカードが特殊召喚されたことで、デッキか手札から同名カードを2体まで特殊召喚できる。デッキより来い、2体の《ラーの使徒》!!!』


太陽神ラーを彩ったマスクを被った使徒が、フィールドに並ぶ。この光景を見た遊戯は、アテムがまだ召喚権を行使していないことを思い出す。そして、アテムが次に召喚するカード。それが何なのかもう遊戯には見えていた。


「・・・来るんだね、『神』が!」


『俺は3体の《ラーの使徒》をリリースし、降臨せよ!《オベリスクの巨神兵》!!!』


アテムが召喚した『神』は、大地をひび割れさせ地中より姿を顕現した。そのプレッシャーは今まで召喚したモンスターのそれとは次元が違った。カードが宿すものではないオーラ。それはカード自体がまさしく『神』と言っても何の不思議もないものだった。


「・・・あの時以来だね、『神』が僕の前に現れたのは・・・。」


『あぁ。俺はカードを1枚セットして、ターン終了だ。相棒、俺の最強のしもべの次の相手は、神だ!再び越えてもらうぜ、神を!!!』



遊戯 2500 手札3枚

場:《破滅竜ガンドラX》《連撃の帝王》 伏せ2枚



アテム 4200 手札1枚

場:《オベリスクの巨神兵》《リビングデッドの呼び声》 伏せ2枚
2016/06/12 Sun. 04:12 | trackback: 0 | comment: 0edit

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