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無効と阻害と展開と

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【小説】遊戯王IF -Ex Stage2 海馬瀬人 vs ジャック・アトラス Part7 Bパート 

15ターン経過


海馬 1700 1枚 場:青眼×2、伏せ2枚

ジャック 500 2枚 場:スカーレッド・ノヴァ



ジャックのターンから、デュエルは始まる!そして、この決闘も終焉を迎える・・・。




ジャック「俺のターン、ドロー!海馬瀬人、このターンが貴様の終着だ!俺は魔法カード《武闘円舞》発動。このカードは俺の場のシンクロモンスターと同じ種族・攻撃力・守備力・属性を持つ、『ワルツトークン』を特殊召喚する。ワルツトークンの攻撃力は、現在のスカーレッド・ノヴァと同じ数値になる!ただし、ワルツトークンが与える戦闘ダメージは0だ。」



ジャックの場に、スカーレッド・ノヴァと同じ姿をした灰色のトークンが現れる。しかし、そのトークンからはオリジナルの様なオーラは感じられない。



海馬「戦闘ダメージがないとは言え、5500のモンスターをすぐに並べるとはな。」



ジャック「行くぞ、ラストバトルだ!俺はワルツトークンで1体目の青眼に攻撃!」



灰色のトークンが、オリジナルと同じ攻撃で白き龍を砕く。



海馬「すまない、青眼・・・。」


ジャック「これで終わりだ。スカーレッド・ノヴァで青眼を攻撃!貴様の魂を俺が砕く!バーニングソウル!!!」



紅蓮の悪魔を宿す紅龍が、前のターンと同じく白き龍へ、その身に炎を纏い向かっていく。



海馬「・・・やれやれ、貴様はもう少し警戒すべきだな。リバースカードオープン!」


ジャック「無駄だ!さっきも証明したではないか。スカーレッド・ノヴァはあらゆる破壊効果を受けないと!」



その発言とともに、海馬の伏せカードが開かれる。だが、ジャックの咆哮とともにスカーレッド・ノヴァの攻撃が続行される。



海馬「その台詞は、俺の伏せカードを見てから言え!速攻魔法《エネミーコントローラー》!このカードには2つの効果が存在する!コマンド入力『↑←↓→A』!この入力により、貴様のスカーレッド・ノヴァの表示形式を変更する。守備表示のモンスターには攻撃できん!大人しくしておけ!」


ジャック「そのコマンド入力は無駄だ!これが俺の最後のカード、速攻魔法《禁じられた聖槍》発動!攻撃力を800下げる代わりに、このターンあらゆる魔法・罠の効果を受けん!これにより、《巨大化》の効果も受けんがそれでも攻撃力は4700。青眼との攻撃力の差は丁度1700。今度こそこれで終わりだ!」



ジャックは、この戦法により己の頭に『勝利』がよぎった。だが、気付いていた。そのよぎった勝利、それこそが何にも変え難い油断だと。そして、海馬瀬人はその、油断に付け入ると。



海馬「俺をここまで追い詰めたこと、そして俺の1枚をかわした事、それは誉めてやろう。だが、今貴様の頭によぎったビジョン、それこそが貴様の最大の油断であることを証明してやろう。」


ジャック「何と言おうとも、そして貴方の伏せ1枚で乗り越えられる筈がない!」


海馬「俺は学んだ・・・。最後に『勝った』、そう思った者は負ける。最後の最後まで油断しない者、慢心しない者に決闘の女神は微笑むのだ!俺は手札の《オネスト》を墓地へ送り、効果発動。戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送る事で、そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする!よって、青眼の攻撃力は」


3000 → 7700



海馬「そして教えてやろう、貴様が俺より弱かった。ただそれだけだ。迎撃しろ、青眼!『滅びの爆裂疾風弾』!!!」



白き龍が、七色の輝きを放つ。その光を集約し、渾身の一撃を紅蓮の魔龍に放つ。そして、海馬の脳裏にも『勝利』のヴィジョンが見えた。だが、それもまた。自分がジャックに唱えたことと同じだった。



ジャック「海馬瀬人よ・・・。貴方は確かに強かった。俺の脳裏によぎった勝利、それさえも付け入る隙にするとは恐れ入る。だが、それは貴方も同じだ!そして、この俺の最後の1枚が伝説に終止符を打つ!ダメージ計算時、《禁じられた聖典》を発動!」


海馬「2枚目のコンバットトリックだと!?」


ジャック「このカードの効果により、ダメージ計算は元々の攻撃力・守備力で行なわれる。よって、俺のスカーレッド・ノヴァの攻撃力3500と青眼の攻撃力3000で、このダメージ計算を行なう!」


海馬「《オネスト》を無効にするだと!?馬鹿な!」



七色の輝きを放った白き龍による息吹を、紅蓮の魔龍は弾き飛ばした。そして、白き龍を迎撃し返す。



1700 → 1200



海馬「ぐ、ぬおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」


ジャック「俺はこれでターン終了だ!このターンで止めはさせなかったが、この優勢を保てた!」



海馬 1200 0枚 場:伏せ1枚

ジャック 500 0枚 場:スカーレッド・ノヴァ、ワルツトークン



海馬「俺のターン!ドロー!!!」


ジャック(いくら海馬瀬人と言えど・・・、いや俺は幾度となくその油断で相手にやられた。その油断を俺は今消す!)


海馬「・・・、俺はサレンダーする。」


ジャック「何だと!?」


海馬「認めてやろう。俺に、勝った事を。同時に俺は、これ以上ターンを進めるつもりはない。」


ジャック「今貴方が引いたカードは何だ!?」


海馬「《黙する死者》だ。そして、俺の伏せは《サンダー・ブレイク》。貴様の場を動かせるカードを引けなかった以上、これ以上のデュエルは無意味だ。」


ジャック「・・・・・。」



1200 → 0


勝者 ジャック・アトラス



海馬は、ジャックに背を向け、フードの人物のところへ歩み寄る。ジャックは、その場で若干呆然としていた。



海馬「くだらん茶番に付き合わせおって。さっさと出口を用意しろ。」


???「では、あちらに。何か仰らないのですか?」


海馬「敗者に言葉などない。だが・・・、ジャックよ。俺は貴様を忘れん!」



海馬はそう言って、ドアに向かい取っ手をとる。その瞬間、背後からジャックが海馬に叫ぶ。



ジャック「海馬瀬人!俺はこの煮えきらぬ勝利に慢心せん!貴方を超えるデュエリストとして、俺の時代で君臨してみせる!!!」



海馬は背中でそれを聞いた後、取っ手を開けその扉の向こうへ行く。誰も気付かなかっただろう、海馬がドアを出るその瞬間に、わずかに笑みをこぼしたのを。


ジャックは立ち上がり、同じく扉へ向かう。そして、フードの人物へ喋りかける。



ジャック「あの男と闘わせてくれた事、感謝する。俺はこの屈辱を絶対に忘れぬ。俺の時代で俺は、己の意志を貫く!そして、遊星にも勝ち、海馬瀬人をさらに超えてみせる!!!」



そう言って、扉を豪快に開けその奥へ進んだ。全てを終えた、空間に静寂が再び訪れる。



???「さて、次に迷い込む決闘者は一体誰でしょうかね。きっとここでの事を覚えていることは不可能でしょう。例えお二人が『異常』な力を持ち、確固たる意思によって道を歩む者であっても。この決闘空間は、自分の世界で全く同時に何かに『迷った』2人だけが招来されるのですから・・・。貴方がたの『迷い』が、世界に戻った時に決断に繋がることを祈っています。さて、図書館にこの2つのデッキを『記録』しましょうか。そして、この戦いの『軌跡』も・・・。」



ここは、本来起こるはずの無かった空間。その空間では、名を馳せる決闘者達による決闘が行なわれている。だがその組み合わせは、お互いがその世界それぞれで同じ時間に何かに『迷った』時、決まる。そして、それは頻繁に行われている訳ではない。だがその爪痕一つ一つが、何よりも濃いものとなっている。



???「今宵の決闘は満足していただけただろうか。次に行なわれる決闘を、また楽しみにしていて欲しい。では、またどこかで。」
2014/09/24 Wed. 21:35 | trackback: 0 | comment: 0edit

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