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無効と阻害と展開と

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【小説】遊戯王IF -Ex Stage2 海馬瀬人 vs ジャック・アトラス Part2 

数時間後、海馬が先に扉を開け、空間のほうに戻ってきた。



海馬「ジャックの方はまだか。全く、俺を待たせるとはいい度胸だ。おい、フードの男。奴が出てくるまでに、奴のことを教えろ。」


???「何をお話すればいいのでしょうか?彼の立場でしょうか?」


海馬「それで構わん。奴の出生やデッキの内容など興味はない。奴が未来から来たというのなら、少しは知っても良かろう。どうせ貴様の事だ。ここでの事は記憶には残らんのだろう?」


???「お気付きでしたか・・・。簡単に説明するのでしたら、彼は彼の時代において「キング」と呼ばれるほどのデュエリストでした。」


海馬「だった、か・・・。今は違うのか?」


???「一度、彼のライバルによってキングの座からは落ちてはいますね。ですが、今は返り咲いています。性格は、貴方と同じく自分に絶対の自信があります。」


海馬「デュエリストたるもの、自信はあって当然。フン、どうやら退屈はせずに済みそうだな。」



そう言って、ジャック側の扉が開く。そちらを向いた海馬は、既にデュエリストとしての顔をしていた。だがその顔に変わる前の一瞬だけ、口元を笑みでこぼしたのを、フードの男は見逃していなかった。



ジャックは扉を開けた瞬間、凄まじいオーラを感じた。それが、『伝説』の海馬瀬人のものと判るのに、時間は要らなかった。



ジャック「待たせたな、海馬瀬人。では始めようか。」


海馬「フン、負ける準備などはしていなかろう。全力で掛かって来い。貴様のその自信ごと粉砕してやる!」


2人「「決闘!!!」」



『皇帝』『王者』という、お互いの誇りに絶対のものを持つ2人の、本来の歴史上では絶対に行なわれないデュエルがここに始まった。お互いのオーラは、全てを薙ぎ倒す程の苛烈なものだった。



海馬「俺の先攻!手札から魔法カード《調和の宝札》を発動する。このカードにより、攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーをコストに、カードを2枚ドローする。俺はチューナーモンスター《伝説の白石》を捨て、デッキから2枚引く。そして、墓地に送られた《伝説の白石》の効果。デッキから、《青眼の白龍》を手札に加える。」


ジャック(いきなり、海馬瀬人のエース《青眼の白龍》が手札に加わった・・・。さて、『伝説』の戦術はどんなものか。)


海馬「俺は、手札のモンスターをコストに、魔法発動!《ワン・フォー・ワン》!!これにより、デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する!来い、《青き眼の乙女》!」


ジャック「《青き眼の乙女》・・・?」



海馬の場に、海馬のデッキに入っていたとは思えない、可憐な女性モンスターが現れる。



海馬「(このカードからは、あの時の事を彷彿させるものがある。・・・キサラだったか。俺がオカルトに感傷するとはな・・・。)更にカードを2枚セットして、ターンエンドだ。」



海馬 8000 2枚 場:乙女、伏せ2枚

ジャック 8000 5枚



ジャック「行くぞ、俺のターン!!!」ビッ


海馬(さて、奴のいた時代には、どのモンスターが強かったのか。それをこのターンで観察させてもらおうか)


ジャック「フッ、海馬瀬人ともあろうデュエリストが、随分と静かな立ち上がりだな。」


海馬「フン、ジャックよ。貴様は貴様の時代に『キング』と呼ばれていたそうだな。ならば、それを見せてみろ。」


ジャック「言われずとも、貴方に見せてやろう。俺の荒ぶる魂を!俺は《バイス・ドラゴン》を特殊召喚!このカードは、相手の場にモンスターが存在し、俺の場にモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる!その時、このカードの攻撃力と守備力は半分になる。そして、手札から魔法発動!《コール・リゾネーター》!デッキから『リゾネーター』と名のついたモンスター1体を手札に加える。俺が加えるのは《ダーク・リゾネーター》。そして《闇の誘惑》発動する。デッキからカードを2枚ドローし、手札から1枚闇属性モンスターを除外する。俺が除外するのは先程加えた《ダーク・リゾネーター》。」



海馬は、下手な挑発を入れることなく、ジャックのプレイングの一つ一つを静観していた。ジャックは、その海馬瀬人の静かな、それでいて焼け付くような熱いオーラを感じながらも、プレイを続行する。



ジャック「(海馬瀬人は、どうやら俺のプレイングを観察しているのか。だが!)観察されていようと、俺のやる事は変わらん!俺は手札から《魔界発現世行きデスガイド》を召喚する!このカードの効果で、手札・デッキからレベル3の悪魔族モンスターを特殊召喚する!ただし、特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、シンクロ素材にすることもできない。俺はデッキから《クリエイト・リゾネーター》を特殊召喚する!そして、デスガイドとリゾネーターでオーバーレイ!」


海馬「ほう、奴もエクシーズを使うのか・・・。(だが、奴のエースは俺の予感が正しければ、エクシーズでは無くシンクロモンスターだろう。デスガイドは、奴のデッキの『リゾネーター』と相性がいい。そしてこの状況で呼ぶ、ランク3のエクシーズモンスターは恐らく・・・。)」


ジャック「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚、《虚空海竜リヴァイエール》!リヴァイエールの効果、ORUを1つ使用し、除外されているレベル4以下のモンスターを1体特殊召喚する!戻って来い《ダーク・リゾネーター》!行くぞ、海馬瀬人!俺のエースを拝むがいい!レベル5の《バイス・ドラゴン》に、レベル3の《ダーク・リゾネーター》をチューニング!王者の鼓動、今ここに烈を成す!天地鳴動の力を見るがいい!シンクロ召喚、伝説を喰らえ!我が魂《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!!!」



ジャックと幾多の決闘と死闘を乗り越えてきた、ジャックの最強の僕が場に降臨する。その波動は、海馬の肌にも振動を与える。



海馬「ほう、このモンスター・・・。俺を威圧するか。貴様といい、貴様の僕といい、全く良い度胸をしている。」


ジャック「『伝説』を前に、俺もそしてレッド・デーモンズも昂ぶっている!行くぞ、バトルフェイズ!リヴァイエールで、《青き眼の乙女》を攻撃!ソニック・バースト!」


海馬「フン、その程度の攻撃が俺に届くと思っているとはな・・・。《青き眼の乙女》の効果。このカードが攻撃対象に選択された時、その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。」



リヴァイエールの攻撃は、乙女の纏う加護によってかき消される。



ジャック「くっ、ノーダメージでターンを凌げる能力を持っているのか。」


海馬「何を勘違いしている?乙女のその効果には、まだ続きがある。表示形式を変更した後、俺のデッキ・手札・墓地から《青眼の白龍》1体を特殊召喚する!デッキより現れよ、我が最強の僕《青眼の白龍》!!!」


ジャック「何だと!?」



乙女の聖なる光が、海馬のデッキから海馬の最も信頼する最強の僕を呼び寄せる。海馬の場に現れた白き龍は、海馬を守護するように、そして全てを圧倒するかのように咆哮を挙げる。



ジャック「これが、伝説の青眼・・・。だが、乙女の効果は1ターンに1度!我がレッド・デーモンズの攻撃で粉砕してくれる!レッド・デーモンズ、乙女を攻撃!アブソリュート・パワーフォース!!!」



ジャックの悪魔竜の灼熱を纏った腕(かいな)が、乙女へと振り落とされる。



海馬「フッ、『力』は確かに誇示するものだろう。だが、そんな単調な誇示に興味はない。リバースカードオープン、罠カード《緊急同調》発動。」


ジャック「何ぃ、《緊急同調》だと!?」


海馬「何を驚いている。俺の事を知っているというのならば、俺が使うカードにブルーアイズサポートが入るくらいは想定できただろう。少なくとも貴様には、俺の切り札でありエースの情報があったのだ。自分のデッキの事しか考えられん奴に、真の強者は語れんぞ。どうやら、効果の説明は不要のようだな。レベル8の《青眼の白龍》に、レベル1の《青き眼の乙女》をチューニング!」



乙女は星となり、そしてチューンする輪となり、白き龍を囲む。



海馬「我が最強の僕よ、光の力を借り、その原初の力を示すがいい!シンクロ召喚、降臨せよ《蒼眼の銀龍》!」


ジャック「《蒼眼の銀龍》・・・。だが、守備表示であり尚且つ守備力は俺のレッド・デーモンズと同じ。教えてやろう、我がレッド・デーモンズの前に守備表示モンスターなど無意味という事を!レッド・デーモンズで銀龍を攻撃、そしてダメージ計算後に相手の守備表示モンスターを全て破壊する!砕けるがいい、デモン・メテオ!」



レッド・デーモンズ・ドラゴンから放たれる火炎の豪球が、海馬の銀龍に襲い掛かる。しかし海馬は、不動だにしなかった。



海馬「その他者を寄せ付けない孤高の『力』。確かに、『王者』を冠するに相応しいな。だが、その程度の力など、俺の前では児戯に過ぎん。」


ジャック「児戯だと!?」


海馬「《蒼眼の銀龍》は、特殊召喚に成功したターンのエンドフェイズまでカードの対象にはならず、カードの効果では破壊されない効果を、このカードが特殊召喚された時に存在した自分の表側表示のドラゴン族モンスター全てに付与する。《緊急同調》により、俺の場には銀龍のみが存在していた。よって、銀龍はその効果を受けている。貴様の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》には破壊されぬ。」


ジャック「くっ・・・、俺はカードを2枚伏せターンエンドだ。」



1ターン目から全力で向かったジャックを、ノーダメージで、その上モンスターを残しかわした海馬。デュエルは始まったばかりだが、序盤の流れを手に入れたのは、間違いなく海馬の方だった。
2014/09/17 Wed. 22:20 | trackback: 0 | comment: 0edit

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