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無効と阻害と展開と

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【小説】遊戯王IF -Ex Stage2 海馬瀬人 vs ジャック・アトラス Part1  

ここは、本来起こるはずの無かった空間。その空間では、名を馳せる決闘者達による決闘が行なわれている。さて、今宵の巡り合わせは如何ほどのものか・・・。


今宵、ここに招かれし決闘者は、孤高の覇者に相応しい伝説の決闘者『海馬瀬人』。そして、その対戦相手は覇道の王者、『ジャック・アトラス』。時代の違う2人が、今ここで交わる!



-決闘空間(デュエル・エリア)-


海馬「んっ・・・。どうやら仕事の疲れか、少し眠っていたようだ。・・・、ここはどこだ?また、オカルト染みたことが起きているのか?おい!何の用があって俺にこの様なまやかしを見せているか知らんが、俺のロードを邪魔するのなら、誰であろうと容赦せんぞ!」



海馬が、誰がいるともわからない空間を前に、一人吼える。だが、音が響くのみでその咆哮に声が返って来ることはない。



海馬「おのれ・・・。叫ぶだけ無駄、という事か。仕方がない、ここはこの辺りを探るとするか。・・・ん?先の方に、何者かが倒れているな。」



海馬の視界の先の方に、海馬と同じ様な衣装を纏った人物を見つける。海馬は、その方向へ歩いていく。



海馬「おい貴様、ここで気絶か寝ているか知らんが起きろ!」


ジャック「・・・、うぅむ。ここはどこだ?」


海馬「ちっ、貴様も分からんのか。またここで頓挫か。えぇい、ムシャクシャさせる。」



ジャックは、己の目の前に広がった世界を、気が付いた思考で整理する。



ジャック「おい、ここはどこなのだ?」


海馬「分かっていたら、貴様がした質問と同じ質問をしてないわ!一つだけ分かるなら、ここは俺達がいた世界とは違うということだけだ。」


ジャック「貴様!俺に対して、その答え方は何だ!・・・ん?貴様、どこかで見たことがあるぞ・・・。」


海馬「貴様が何者かなど、俺の知った事ではない!」



ジャックは、自分の目の前の人物を見凝らしてみる。すると、過去龍亜が持って来たデュエル・アカデミアの新聞の一記事にあった、KCの社長である『海馬瀬人』だったと思い出す。



ジャック「き、貴様・・・いや貴方は海馬瀬人!何故、貴方がここに!?」


海馬「ふぅん、その口ぶりから察するに、貴様未来人か。どうやら、ここに俺達を閉じ込めた奴は、貴様と俺に何かをさせたいらしいな。時代を超える、か・・・。全く、オカルトにも程がある。」


ジャック(どういう事だ!?これも赤き竜が示したことなのか・・・?だが伝説の《青眼の白龍》を自在に使いこなすとデュエルできるのなら、俺のパワーデッキは更なる次元へ行けるかも知れぬ。)



ジャックの考えは正しかった。遊戯達の時代において、海馬を超える純粋な『力』を持った決闘者はいなかった。遊戯でさえ『結束』の力でなければ対抗できなかった決闘者であり、遊戯の永遠のライバル。そう言えるのは、海馬を置いて他にはいない。



ジャック「海馬瀬人!俺とデュエルだ!貴様の伝説とも言える『力』、俺の『力』で粉砕してくれる。」


海馬「・・・弱者ほどよく吼える。そう言えば、あの凡骨もよく吼えていたな。」


ジャック「誰の事かは知らんが、そいつと俺を一緒にするな!俺の『力』は誰にも負けん!」


海馬「ほう、面白い事を言う。貴様の『力』とその自信、俺が『青眼』と共に消し去ってやろう。」



まさに、プライドの高い2人がお互いの臨界に達そうとした時、フードの人物がそれを制する。



???「主役のお二人が、これ程早くぶつかるのは、エンターテイメント性に欠けますね。そうは思いませんか?『キング』ジャック・アトラス。」


ジャック「貴様が俺と海馬瀬人をここへと誘ったのか!応えろ、道化のような真似をさせて貴様は何を考えている!」


???「・・・アナタ方ほどの方を『道化』扱いしてしまえばそれこそ、私が消し去られます。そうですよね、『決闘皇帝(デュエル・エンペラー)』海馬瀬人?」


海馬「・・・・・、一つだけ応えろ。貴様は、俺とこの馬の骨をデュエルさせる為に、この空間に誘ったのか?」


???「その通りでございます。とは言っても、アナタ方が選ばれたのは偶然です。」


海馬「偶然だと?」


ジャック「こんな意図的なマッチングをしておいて、それを偶然と言うのか?ふざけるな!!!」


海馬「喚くな、馬の骨。耳に障る。・・・貴様、今ここで起こっていることを『偶然』と言ったな。それが本当ならそれで良い。さっさとここから出せ。貴様の言う『主役』という言葉に、俺は興味がない。そして、貴様のいう戯言に付き合ってやる必要もない。」



興奮するジャックを尻目に、海馬が淡々と話を進める。その温度差に、流石のジャックも頭が冷えてきたようだ。



ジャック「おい、フードの男。俺と海馬瀬人がデュエルすれば、俺達は元の世界に戻れるんだな?」


海馬「おい貴様、勝手に話を進めるな!」


ジャック「貴方が言う手段を、奴は提示している。それに乗らざるを得ない状況だと貴方も分かっている筈だ。」



ジャックの言う通り、海馬は既にこの状況で、自分がジャックとデュエルする事で、このオカルティックな状況から抜け出せると理解していた。だが、理解と納得は違う。海馬はこのフードの人物に、自分が良い様に使われていると思うと、それが気に喰わなかったのだ。だがそれは、ジャックも同じだった。



ジャック「貴方の気持ちは分かる。俺も正直、このフードの男を殴り飛ばしたい。だが、気に喰わないが主導権は奴にある。ここは乗っておくのが、上策だと思うが?」


海馬「・・・貴様、名前は?」


ジャック「ジャック・アトラスだ。」


海馬「ジャックか、俺を諭したその度胸に免じて、その名を覚えておいてやろう。おい貴様、さっさとデュエルの準備をしろ!」


???「いえ。アナタ方には、最強のデッキを作り上げて頂いた上で、戦って頂きます。時間の事なら気になさらずに。ここでの時間はいわば、停止時間。アナタ方の存在する時間のホンのひと時を切り取っているだけです。アナタ方のデッキを調整する時間、そしてデュエルする時間はアナタ方の時間には影響しません。」


ジャック「フン、そこまですら貴様の掌の上か。カードはどこにある?」


???「それでしたら、お互いにあの扉を・・・。テーブルがあり、アナタ方が望むカードを提示してくれることでしょう。尚、テーブルの上にルールを提示しています。それを必ず、頭に入れてくださいますよう・・・。」


海馬「ふぅん、良かろう。観客が貴様のみ、というのは気に喰わぬが、貴様に『伝説』を拝ませてやる。」



そう言って、海馬は一足先に扉を開け、中へ入っていく。それを見たジャックが慌てて、扉を開ける。



ジャック「クッ・・・、オイ!観客が一人であろうとも、俺は俺の信念を貫く。貴様に見せてやろう、俺の『荒ぶる魂』を!」



そう言って、扉が閉じられた。フードの人物が、近くの石に腰を掛ける。その様子は、偏に満身創痍とも取れる状態だった。



???「お二人のオーラには、先日の伝説の決闘者のような、優しさがないですね。受ける身にもなってほしいものです。・・・さて、警戒心以上に『王者』のオーラがにじみ出ている2人の生み出す『軌跡』は、間違いなく一つの『伝説』となる事でしょう。楽しみにさせて頂きますよ。」
2014/09/15 Mon. 23:36 | trackback: 0 | comment: 0edit

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