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無効と阻害と展開と

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【小説】遊戯王IF -Ex Stage1 武藤遊戯 vs 遊城十代 Part1 

ここは、本来起こるはずの無かった空間。その空間では、名を馳せる決闘者達による決闘が行なわれている。さて、今宵の巡り合わせは如何ほどのものか・・・。


今宵、ここに招かれし決闘者は『初代決闘王』の称号を持った伝説の決闘者『武藤遊戯』。そして、その対戦相手は伝説のHERO使い、『遊城十代』。時代の違う2人が、今ここで交わる!


-決闘空間(デュエル・エリア)-



遊戯「・・・ここはどこだろう。」


アテム(少なくとも、俺達の知っている空間とは違うようだな。千年パズルの中ともまた違う世界だ。)


遊戯「そうみたいだね・・・、あれ?なんか向こうに人が倒れてるよ。行ってみよう!」


アテム(おい相棒!全く・・・。)



武藤遊戯とファラオの魂『アテム』が奇妙な空間の中で、人が倒れてるのを見つける。その格好は、赤いジャケットを羽織った青年だった。



遊戯「君、大丈夫かい?・・・あれ、どこかで見た事があるような。」


アテム(・・・彼は確か、十代。遊城十代だ。何故彼もこんな所へ?)


遊戯「取り敢えず起こそう。十代君、しっかり!」


十代「うぅーん・・・。ふぁーー、よく寝たー。あれ、ここどこだ?」



寝起きの十代が辺りを見回すと、そこは十代にとっては来たこともない空間だった。そして意識がはっきりし出して前に視線をやると、目の前には十代にとって憧れで、同時にかつて共に戦った武藤遊戯がいた。



十代「へっ?ゆ、遊戯さん!?何で遊戯さんがここに!?つーか、ここ何処ですか?」


遊戯「それが・・・僕にも良く分からないんだよね。少なくとも童実野町とかではないのは確かだけど。」


十代「取り敢えず、一緒にこのあたり歩いてみますか?この状況で別々に動くのはいい案と思えませんし。」


ユベル(十代にしては、随分と頭が回ってるじゃないか。)


十代「まぁな。・・・ん?ってユベル、お前それ褒めてねーだろ。」


遊戯「もう一人のボク・・・。」


アテム(あぁ、あのパラドックスとの戦いの時も感じたが、彼にも精霊の加護があるようだな。)


遊戯「十代君。取り敢えず、向こうに行ってみようか。」


十代「あっ、はい!」



遊戯の声とともに、十代が立ち上がる。かくしてかつて共に戦った『伝説』の2人は、この奇妙な空間で再会したのだった。



-数時間後-



遊戯「・・・駄目だね。歩けど歩けど、何もない。挙句の果てに、周りの景色も変わらない。こんな所にずっといたら、狂ってしまうかもしれないね。」


十代「そうですね・・・。でも、それも終わりみたいですよ。」



そう言って十代が指し示したのは、彼らが待ち望んでいた出口だった。その出口に向かうと、フードを被った一人の人物が立っていた。



アテム(あのフードの男・・・。何か嫌な感じがするぜ。相棒、気をつけろよ!)


遊戯(うん!)


十代(ユベル、あのフードの奴・・・。)


ユベル(あぁ、恐らくボク達とは別世界の生物だ。気をつけろ十代!)



お互いがお互いの『中』と話しながら門に近づくと、フードの人物が2人に向かって話しかける。



???「ようこそ、武藤遊戯様。遊城十代様。あなた方御二人は、今宵のステージの主役でございます。」


十代「主役?それは一体どういう事だ?」


遊戯「・・・僕達にデュエルをしろ。そう言ってるんだね。」


???「・・・その通りでございます。安心して下さい。観客は私のみ。また、そのデュエルが終わりましたら、貴方方は元の世界へ戻ることになります。」



フードの人物が淡々と説明する。この状況をイマイチ飲み込めない2人が、さらにフードの人物へ質問をする。その時すでに、遊戯はアテムへ変わっていた。



アテム「質問を続けるぜ。なぜ俺たちをこんなところへ連れてきた。お前の目的は何だ?」


???「・・・目的はひとつ。本来戦うことはおろか、まじわることさえも叶わぬ決闘者同士の対決を見たいと思うのは観客の性。まぁ、あなた方2人は一応交わる接点がありますし、共闘と対戦をしてはいますが・・・。本気のぶつかり、されてみたくはないですか?」



フードの人物の本心を、ただの『興味本位』という形で納得した2人は、再びフードの人物へ顔を向ける。



十代「じゃあ、俺達が決闘して、そしてそれが終わったらこんな空間から出られるんだな。」


???「はい。その通りです。そしてここで起こった事は、あなた方の記憶にも残りません。つまりはひとときの夢、そう考えていただければ。」


アテム「なら、とっとと始めようぜ・・・と言いたいが、俺たちは今デッキを持っていない。」


十代「夢の中なら創造して生めってことか?確かにデッキの中身は覚えてるけど・・・。」


???「いいえ。あなた方には、これからデッキを作ってもらいます。そう、デュエルモンスターズの世界が『全て』融合したこの世界において、この世界におけるあなた方の、『最強のデッキ』を!」



フードの人物の高らかな宣言と共に、2人の前にそれぞれがデッキを作る部屋に入るための扉が用意された。


2人は、それぞれ扉のドアを開け、デッキ作成のために部屋に入る。その顔は決闘者のそれだった。部屋に入る直前、アテムとなった遊戯が、十代に一言告げる。



アテム「こんな形ではあるが、十代!俺は君と本気でデュエルしてみたかった。悪いが、全力で勝たせてもらう!」



その宣言を聞いた十代が興奮しないはずがなく、気付くとオッドアイつまりユベルと融合した本気の状態となっていて、先ほどの言葉に言葉を返した。



十代「こっちこそ!こんな形ではありますが、遊戯さんとの全力全開デュエル、楽しみにしてました。楽しみ、そして勝ちます!」



お互いの意気込みと闘志があらわとなり、決闘者として最高のモチベーションとなった2人。意気込んで部屋の扉が閉められる。ここから数時間は、決闘者たちは帰って来ない。お互いの全てをぶつけ勝つ!、ただそれのみを己の心に秘めて。



-数時間後、決闘空間-


二つの扉が同時に開く。そこから現れたアテムと十代は、デュエルディスクを装備し、そしてデッキが装填されていた。二人の真剣な眼差しがぶつかり合う。そこへ、フードの人物が再び話し掛ける。



???「お互いに準備の方は済んだようですね。では、ここでの決闘における簡単なルールを説明しましょう。基本的には、お二人が知っているルールと同じです。では相違点を。まず、LPは8000となります。次にフィールド魔法はそれぞれのフィールドに1枚ずつ展開する事が可能です。最後に、先攻のプレイヤーはドローフェイズにドローを行なえません。以上の事に質問はありますか?」


十代「俺は特にないぜ。」


アテム「俺もだ。先攻が有利であっても、先攻を取られたから負ける、先攻を取ったから勝てる、なんて簡単なものではないからな。それより、他に説明がないのなら、離れてくれるか。」


???「勿論。では私は陰で観戦させて頂きます。あなた方の決闘は、今宵の宴のメインなのですから・・・。」



意味深な台詞を残すフードの人物を横目に、アテムと十代のデッキがシャッフルされた。



アテム「前置きが長くなったが、始めようか。行くぞ、十代!」


十代「望む所です!全力で、遊戯さんを倒します!」



2人『決闘!!!』



2人の言葉とともに、決闘が開始される。本来なら行なわれる筈のない決闘。しかし、たとえそれが夢であったとしても、2人の記憶に残らないとしても、この2人の決闘は間違いなく、ひとつの歴史に刻まれるものとなるだろう。
2014/09/09 Tue. 19:13 | trackback: 0 | comment: 0edit

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